Sunday 27 January 2013

サンプル完成!!オーバーオール・トラウザーです。

まずは、私の資料からの画像をご覧下さい。
1941年夏、英国軍兵の戦争とは異なる普段の様子がイメージ出来る画像です。
 軍のユニフォームですが、私にはとてもお洒落に感じられます。
その中で今回注目したのが、このトラウザーです。
ポケットのアンバランスさと、ゆるい感じが、とても魅力的なアイテムです。
British Army "OVERALL,DENIM,TROUSERS."です。
今回の企画は、素材選びが重要でした。

当時はカーキやブラウン、グレー のカラーデニムで作られておりましたが、色や素材感も含めて気に入ったカラーデニムは見つかりませんでした。

ですが、素材感、肉厚、色の雰囲気が良い素材に出会いました!
デニムは、タテ糸を染めてヨコ糸は生成りの糸を使用したカツラギ織りになりますが、今回使用する素材は、タテ糸とヨコ糸で色の異なる糸を使用したとても良い表情のへリンボーンです。

c/#.1 MUSTARD BROWN(その名の通り、タテ糸がカラシ色でヨコ糸がブラウンです。)
c/#.2 BLUE GRAY BEIGE( タテ糸がブルーグレー、ヨコ糸がベージュとなります。)
それでは、サンプルの画像をご覧下さい。

右前腰と左太もものポケットが付きます。
勿論、左右に脇ポケットも付きます。
後は、右のみフラップ付きポケットが付きます。
オリジナルは後には1つもポケットが有りませんが、追加しました。
後ウエストは、これまたアンバランスなループが付きます。(脇と合わせて4本付きます。)
勿論、ベルトも通す事が出来ますが実際はショート丈のジャケット(カバーオール)をウエストで連結する為の物です。
 フロントはループレスとなります。
 ボタンフライです。
ウエスト内側にはサスペンダー釦と、中に履いているトラウザーのサスペンダーを通すテープが付きます。(後日、試着画像にてご説明致します。)
オーバーオール(アウターパンツ)として作られたのが、この拘った仕様の理由です。
 左右のデザインをご覧下さい。
 左に、大きめのフラップ付きパッチポケット。
 フラップ付けとポケット口は、裏側から当て布でしっかりと補強されていて、裏側はこうなります。
右は、縦長のプリーツポケット。
当時は包帯を入れるポケットの為、プリーツが必要でした。
私は、携帯を入れる予定ですが、。
 そんなポケット口にも、裏側はしっかり当て布で補強が入ります。
今回は私物のデッドストックの資料より忠実に型紙を作成。
そして資料の画像と私のアレンジでサンプルが完成致しました。
後日、洗濯後に試着致しますのでご覧下さい。

No comments:

Post a Comment

TOP PAGE↑